結論
電気代削減は、機器更新の前に「何が、いつ、何kWh使っているか」を測ることから始めます。24時間固定運転を、流入量・負荷・水質に合わせると改善余地が見つかります。ただし、省エネのために処理水質を不安定にしてはいけません。
まず見る5項目
- ポンプ・ブロワ・撹拌機ごとの運転時間
- 処理水量1m³当たりの電力量
- 夜間・休日の無負荷運転
- 弁絞り、バイパス、逆流、漏れ
- 散気管・配管・羽根の汚れ
改善の優先順位
運転時間を合わせる:操業停止中も回っている機器を特定します。
台数制御を見直す:複数台を低効率で回すより、高効率域で必要台数を運転できるか検討します。
インバータを使う:流入負荷の変動に合わせて回転数を制御します。
清掃する:散気管や配管の詰まりは必要圧力を上げます。
ピーク電力を確認する:同時起動を避けられるか検討します。
環境省のCO₂削減対策Naviでは、インバータ設定値の見直し、流体漏れ対策、曝気用ルーツブロワのインバータ制御などが対策として示されています。
やってはいけない削減
- DOや処理水質を見ずにブロワを止める
- ポンプの必要揚程を確認せず回転数を下げる
- 警報・予備機まで停止する
- 1日の電力量だけで季節差を無視する
よくある質問
Q1. どの機器から測りますか?
A. 定格容量と運転時間が大きい機器、通常はブロワ・揚水ポンプ・撹拌機から始めます。
Q2. インバータなら必ず省エネですか?
A. 負荷変動と制御余地がある場合に効果が見込めます。常に全負荷なら効果は限定的です。
Q3. 何をKPIにしますか?
A. 月間kWhだけでなく、処理水量1m³当たりkWhと処理水質をセットで見ます。
まとめ
省エネは、電力計測→無駄運転停止→清掃・設定→制御改善→高効率機器の順で進めます。水質と電力原単位を同時に評価してください。
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参考資料
- 環境省「CO₂削減対策Navi」(2026-07-17確認) https://shift.env.go.jp/navi/measure
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