別の分析会社へ頼んだら、前回と違う数値が出た。どちらかが間違っていると決める前に、項目名、試料、採取日時、測定方法や単位を照合します。同じ工場の水でも、比較の前提が違う場合があります。元の報告書を残し、比較できる条件かを分析機関へ確認してから、追加の調査を考えましょう。
相談前にそろえる確認表
| 確認の区分 | 用意する情報 | 判断する論点 |
|---|---|---|
| 項目 | 名称・単位・報告の表記 | 同じ項目か |
| 試料 | 採取場所・原水か処理水か | 同じ水の条件か |
| 日時 | 採取日・操業・洗浄の記録 | 工程の違いはあるか |
| 方法 | 測定方法・下限値・前処理の記載 | 分析機関への照会事項 |
比較している報告書は同じ条件ですか?
同じ名称の工程でも、原水と処理水が混在していないか、採取場所の表記を確認します。項目名や単位、下限値の表示も、そのまま読み比べます。工場側で一つの表へ転記する場合は、どの報告書のどの値か追えるようにします。異なる条件の数字を、同じ条件で二回測った結果として説明しないようにしてください。
分析機関には何を聞けばよいですか?
まず報告書の試料番号と採取条件を示し、比較したい項目を伝えます。測定方法や前処理など、報告書から分からない点を照会し、比較できる範囲を確認します。数値が違う理由を自社だけで決めつけず、分析上の条件と実際の排水の変化を分けましょう。顧客へ説明する必要があれば、未確認の点を残したまま断定しないことが大切です。
再検査の前に目的を決めていますか?
再検査では、何を確かめたいのかを明確にします。過去の排水の状態を再現できるとは限らないため、新しい試料の結果で以前の数値を単純に置き換えないようにします。採水や保存、送付の条件は分析機関へ確認してください。放流条件に関わる判断は、工場の責任者や所管窓口へ必要な確認を行いましょう。
増澤技研へ、どの条件を相談しますか?
増澤技研は原水分析を踏まえて処理方式を検討します。対象排水の相談では、複数の報告書と採取条件を共有し、設備の検討に追加で必要な資料を整理できます。分析会社間の差を一律に解決したり、どちらの報告が正しいかを断定したりするものではありません。比較の条件は分析機関へ確認してください。
よくある質問
Q. 違う数値なら片方が誤りですか?
採取や測定の条件が違う場合もあります。まず前提を照合します。
Q. 低い方の数値を報告すればよいですか?
都合のよい値だけを選ばず、提出目的と必要な確認を責任者へ相談します。
Q. 再検査の値で前回を置き換えますか?
試料と目的が違う場合があります。元の記録を残して扱いを確認します。
条件を整理して、次の相談へ
二つの報告書、採取場所と日時、比較したい項目をまとめ、設備検討に使う情報をご相談ください。
参考情報
- 増澤技研:導入の流れ(確認日:2026年10月18日)
- 増澤技研:サービス(確認日:2026年10月18日)
排水処理設備の新設・更新・基準超過対策は増澤技研へ
原水分析、処理方式の検討、薬注条件の見直し、装置製作、設置、試運転、運用支援まで一貫して対応します。重金属排水・フッ素排水の基準超過リスク、薬品費・汚泥処分費の削減、既存設備の改善もご相談ください。
