BODもCODも単位はmg/L。それなら同じ数字として比べてよいのでしょうか。二つは酸素消費に着目した水質の指標ですが、測定の考え方が違います。分析項目の名前、試料、採取日時をそろえて読み、片方の結果からもう片方の値や、設備の処理可否を決めないようにします。

相談前にそろえる確認表

確認の区分 用意する情報 判断する論点
BOD 生物化学的酸素要求量 微生物の分解に伴う酸素消費
COD 化学的酸素要求量 酸化剤による酸化に伴う酸素消費
共通の単位 mg/L 同じ項目という意味ではない
比較の条件 試料・日時・測定方法 違いを確認して読む

何を測る指標なのでしょうか?

国土交通省の用語辞典は、BODを微生物による酸化分解で必要となる酸素量、CODを酸化剤による化学的な酸化で消費される酸素量として説明しています。どちらも汚れを読むための指標ですが、水の成分すべてをそのまま重量で測る数値ではありません。測定方法が違うので、同じ排水でも数値が一致するとは限りません。

別の日の分析を比べるときは?

先月のBODと今月のCODを、そのまま改善前後の数字にしないでください。同じ指標でも、原水か処理水か、どの工程が動いていたか、採取時刻は同じかで条件が変わります。報告書の項目名と方法、採取の情報を確認します。方法名や略号が分からない場合は分析機関へ照会し、比較できる条件をそろえてから設備会社へ相談しましょう。

片方が低ければ処理は十分ですか?

BODやCODの値だけでは、重金属、フッ素、pHなど別の項目の状態は分かりません。見た目がきれいなこととも分けて判断します。放流条件や必要な分析項目は、放流先や所管窓口、分析機関へ確認してください。この記事は特定の工場にどちらの基準が適用されるかを判断するものではなく、報告書の指標を区別するための説明です。

増澤技研へ、どの条件を相談しますか?

増澤技研では原水分析を踏まえて排水処理を検討します。重金属・フッ素排水など対象となる相談では、BODやCODを含む分析報告書と工程の情報を共有できます。ただし、すべての有機汚濁を同じ方式で処理できるとは限りません。対象成分、必要な追加分析や処理試験を個別に確認してください。

よくある質問

Q. CODからBODを計算できますか?

一律の換算はできません。排水の性状や測定方法が異なります。

Q. 同じmg/Lなら同じ汚れの量ですか?

単位が同じでも測定の考え方が違います。項目名を分けて読みます。

Q. どちらを分析すればよいですか?

目的と放流条件を整理し、分析機関や所管窓口へ確認します。

条件を整理して、次の相談へ

項目名、測定方法、採取日時、原水・処理水の区別を添え、分析結果の確認をご相談ください。

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参考情報

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