SSが下がったので油分も処理できた、と報告してよいでしょうか。SSは浮遊物質量に関する指標であり、油分に関する項目と同じ数字ではありません。環境省の一般排水基準でも、浮遊物質量とノルマルヘキサン抽出物質含有量は別に掲載されています。報告書では正式な項目名と測定対象を確認しましょう。
相談前にそろえる確認表
| 確認の区分 | 用意する情報 | 判断する論点 |
|---|---|---|
| SS | 浮遊物質量の結果 | 油分を測った結果ではない |
| 油分項目 | ノルマルヘキサン抽出物質等 | 正式な項目名と区分を確認 |
| 試料 | 採取場所と日時 | 同じ水の結果かを照合 |
| 評価 | 目的と適用条件 | 必要な項目を所管窓口に確認 |
SSという項目は何を確認していますか?
環境省の一般排水基準ではSSを浮遊物質量として扱っています。水中の浮遊物質に関する測定結果であり、特定の油の成分だけを選んで測った値ではありません。SSが低いという結果を、そのまま油分がないという説明に置き換えることはできません。ろ過などの前処理や測定対象について不明な点がある場合は、報告した分析会社へ確認してください。
報告書の「油分」は正式には何という項目ですか?
環境省の表ではノルマルヘキサン抽出物質含有量について、鉱油類と動植物油脂類の区分が示されています。社内で油分と略している項目も、報告書の正式名称、方法、試料を確認しましょう。測定結果はその方法で評価した項目の値であり、全ての油状物質や特定原材料の量を直接示すと決めつけません。
設備の性能や適合性をどう比較しますか?
原水と処理水で同じ項目・条件の結果かを照合し、SSの変化と油分に関する項目の変化を別に示します。水の見た目や油膜の有無だけでも判定しません。どの項目が必要か、どの条件が適用されるかは地域、放流先、施設条件によって確認が必要です。この記事は基準値の一律適用や、採水・薬品操作の手順を示すものではありません。
増澤技研へ、どの条件を相談しますか?
油分含有排水は増澤技研の公式案内にある相談対象です。SSだけでなく、油分に関する正式な分析項目、工程、排水量を共有し、必要な追加確認や処理試験を相談できます。どの油分も同じ方式で処理できるという意味ではなく、原材料と実排水の条件に応じた検討が必要です。
よくある質問
Q. SSの結果から油分量を計算できますか?
別の項目なので、その結果だけで換算しません。
Q. 報告書に油分としかありません。
正式な項目名、区分、分析方法を分析会社へ確認します。
Q. 基準表に合っていれば放流できますか?
個別の適用条件は地域と放流先の所管窓口へ確認してください。
条件を整理して、次の相談へ
SSと油分の正式な項目名が分かる報告書と、排水が出る工程を添えてご相談ください。
参考情報
- 環境省:一般排水基準(項目の確認)(確認日:2026年10月23日)
- 増澤技研:サービス(確認日:2026年10月23日)
排水処理設備の新設・更新・基準超過対策は増澤技研へ
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